「私はきっと、普通の学校じゃなくて、精神的な問題のある人が通う学校の方が良いと思う。」
突然の娘の言葉でした。
答えに迷いました。
何と返せば良いのか、
何と返すべきなのか。
わからない。
ただ、それで落ち着いてくれるなら、
それで毎日笑って過ごせるのなら、
それでも良いのかなと思いました。
いいえ、
なんとかそう思えるように努力しました。
たくさんの個性を持った子供達がいて、昔とは違う、ストレスだらけの社会の中での生活は、娘のような子供には大変困難で、難しいのだと思います。
でも…
素直になれない自分がいるのです。
本当は、みんなが通う中学校に毎日ちゃんと行って欲しい。
普通に起きて
普通にご飯を食べ
普通に学校に行き
普通に放課後を過ごし
普通に夕飯を食べ
普通に今日あった話をし
普通に眠る
普通に…
普通に……
普通ってなんなんでしょうね。
私にとっての普通と、
娘にとっての普通は違う。
だから、私の普通を押し付けてはいけない。
そう思うようにしても消えないんです。
この不安と心配と苛立ち。
それがいつも邪魔をします。